水面に浮かぶ花びらと沈む花びら~言葉のキャッチボール~
こんにちは!
渋谷区で児童発達支援・放課後等デイサービスを運営している
アイビージュニア初台です☆
今回は、「言葉に親しみを持ってほしい」
そんな願いを持つ保護者の方へ向けて、
療育のなかで出会った小さな探究の時間をご紹介いたします。
「不思議だね」
「どうして水は冷たいの?」
「冬の水は冷たいのに、夏の水は温かいのはどうして?」
ある日、こんな問いを投げかけてくれる子がいました。
子どもたちは日常生活のなかで、たくさんのことを感じ取っています。
手を洗う。
ただそれだけの動作のなかにも、
・水という物質と感触
・手のひらに伝わる温度
・冷たい、温かいという感覚
といった、さまざまな体験があります。
そして、その体験を
「不思議」 という言葉で伝えてくれました。
その姿から、
水をテーマにした『小さな探究あそび』を取り入れてみることにしました。
まず、小さなペットボトルを手渡しました。
すると、子どもは自然と水道へ向かいました。
『水を入れる場所』を理解していると、
次に何をするのかも自然と分かります。
キャップを回して開け、水をいっぱいに入れ、キャップを閉める。
そして席に戻り、ペットボトルの水を容器へ移しました。
「わあ、冷たい!」
水に触れた瞬間の言葉です。
触れることで得られる感覚は、
言葉や思考の発達とも深く関係しています。
療育では、このような感覚体験を通して、
世界を理解していく経験を大切にしています。
◇
水面には、窓からの光や影が映っています。
そこで、桜の花びらを浮かべてみることにしました。
「浮くかな?沈むかな?」
子どもはいいました。
「浮くよ」
そういって花びらを一枚落とします。
「浮いた!」
予想と結果がつながった瞬間でした。
◇
次に、人肌ほどに温めた白湯を少しずつ足していきます。
子どもの手はそのまま水の中に入っています。
すると、
「なんで!?こっちは冷たくて、こっちは温かい!」
温度の違いに気づいた瞬間でした。
そして、浮かんでいた花びらがゆっくりと沈み始めました。
「沈んだ!」
驚きと発見が重なった場面です。
◇
その後、子どもは花びらを次々と入れていきました。
「1、2、3、4、5…….」
数を「数えた」わけではありません。
それでも、子どもは自然と数え始めました。
これは『数概念の芽生えの段階』の姿です。
・物を順番に数えようとする
・数と物を対応させようとする
こうした経験の積み重ねが、後の算数の理解につながっていきます。
また、この活動のなかでは
ワーキングメモリの働きもみられました。
ペットボトルを持つ→水道へ行く→水を入れる→席に座る→容器へ移す
このように、複数の行動を順番に行う力は
学習や生活の土台となる力でもあります。
遊びのなかには、
こうした発達の要素が自然に含まれています。

◇
この小さな体験のなかには、たくさんの学びがありました。
温度・・・水の冷たさや温かさを、手の感覚で知ること。
量・・・ペットボトルの水と、容器に移した水。同じ量でも見え方が変わること。
数・・・花びらを数える経験。
療育では、
あらかじめ決められた学習だけでなく、
子どもの「なぜ?」「不思議」
という気持ちから始まる学びを大切にしています。
触れてみる。
感じてみる。
言葉にしてみる。
こうした経験の積み重ねが、
言葉・数・科学の芽をゆっくりと育てていきます。
◇
子どもは、
遊びのなかで世界を理解していきます。
そしてその遊びのなかには、たくさんの学びが隠れています。
子どもの「不思議」に寄り添う時間を、
これからも大切にしていきたいと思います。
☆お知らせ☆
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見学や無料体験も常時受け付けておりますので、ぜひお気軽にお問合せください。
〇児童発達支援
対象:1歳半~6歳(小学校入学前)
日時:平日午前・土曜日(空き状況は事業所にお問合せください♪)
※土曜日11:00~11:50は集団療育です。他の枠は1対1の個別療育になります。